こんばんは。
長倉です。
そもそも自由とは何か?
みんな「自由」を欲しがるけど、
多くの人が、
不自由の中にある幸せ
を選んじゃう。
オレが現代の奴隷と揶揄する
サラリーマンが良い例だ。
彼らは、
・働く時間も
・付き合う上司も
・仕事の内容も
全部他人に選ばれた不自由な状態から
その中にある「幸せ」をもらって満足する。
そんな中、オレは
自由とは何か?
について2つの映画から
学ぶことができた。
1つは、
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1
『遠い夜明け』
1987年に公開されたリチャード・アッテンボロー監督
この映画の背景は、
人種差別の激しかった1970年代の南アフリカとイギリスだ。
黒人の開放活動家スティーブ・ビコ
白人の新聞記者ドナルド・ウッズ
この2人が、
当時、アパルトヘイト政策下にあった
南アフリカ共和国で
アパルトヘイト撤廃
をめぐる映画だ。
アパルトヘイトっていうのは、
白人と黒人の人種隔離政策
で350以上の法律で白人優位の政策だ。
今じゃ、「人種差別は悪いこと」って風潮はあるが
この映画で人種差別が最も激しかった時代の現実を見れた。
この映画のおかけで、
オレはアパルトヘイトについて詳しくなったし
アパルトヘイトっていうのは、
住むところを規制する原住民土地法
(全土の87%にあたる土地を白人が独占する)
だったり、
結婚する相手セックスする相手も選べない雑婚禁止法・背徳法
(異人種結婚・性行為の禁止)
だったり、
教育すら規制されるバンツー教育法(人種ごとに異なる教育システムを定める)
といった、
様々な「自由」を抑制する法律があることも知った。
2つ目の映画は、
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2
『イージー・ライダー』
1969年に公開されたアメリカン・ニューシネマの代表作
1969年(第42回)アカデミー賞で助演男優賞と脚本賞に
ノミネート
1998年にはアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録
されたりと
ピーター・フォンダとデニス・ホッパーが演じる
この映画の主役は、1960年代サンフランシスコから生まれた
ロン毛で
ドラッグ漬け
チョッパーのハーレーで移動する
ヒッピーを描いたもの。
彼らはまさに、
『自由気まま』
なわけだが、
バイクでアメリカの田舎を
転々とするわけだが、
・ホテルから拒否され
・野宿の寝込みに襲われ
・最終的にはライフルで撃たれ
…と「自由気まま」な
2人は周りから遠ざけられ嫌われ最終的に殺される。
この映画の代表的なセリフに
“アメリカという国は、子どもから老人まで『自由』『自由』と口にする。
しかし、本当に自由に生きる人間を見るのは怖いんだ。“
って出てくる。
ここから世の中の常識で生きる人たちからは
自由は嫌われる
ってことがわかる。
どんなに口では自由が欲しいなんて言ってても
目の前に自由気ままなヒッピーが来たら銃を向けるほど
だ。常識で生きる人たちの自由は
他人から与えられた選択肢から選ぶ自由だ。
でもこのヒッピーのような
自由っていうのは、
行きたい場所に行けるし
住む場所も食べるものの付き合う仲間も
全部、自分で選んでいるってこと。
この2つの映画で
アパルトヘイトやヒッピーを見て、
自由とは何か?
っていうのは結局、
選択肢の多さ
なんだと気づいたんだ。