『ローリングストーンズを経営する』
という本の一節にそう記したのは
プリンス・ルパート・ウェンスタイン
彼は60年代末から70年代にかけて
ストーンズが経済的苦境に陥った時に
彼らを立ち直らせた
敏腕マネージャーだ。
彼の特筆すべき点は
冷徹なまでに
ストーンズの財政を立て直すことに注力したことだ。
今では誰もが知っている、
あの「ベロのマーク」
のマーチャンダイジングや
権利確保に力を注いだのもルパートで
当時から彼は
ストーンズの音楽の収入で
収益を上げることは考えていなかった。
その結果、ストーンズは財政を立て直し
現在もベロのマークの権利によって
莫大な収入を稼いでいる。
普通、ミュージシャンであれば
音楽で稼ぐのが当然と考えるかもしれないが
ミュージシャンとして活動することと
お金を稼ぐということを
分けて考えたことこそ、ストーンズが
ここまで成功できた1つの要因だ。